18.春の夜の夢
2008/10/30(木)
静岡市の大岩に「臨済寺」と言うお寺があります。そこの境内に故「松堂老師」の
隠居所がありました。
部屋の襖(ふすま)には、自筆で、平家物語の冒頭に出てくる言葉が書かれていた。
「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声。諸行無常(しょぎょうむじょう)の響きあり。
沙羅双樹(さらしょうじゅ)の花の色。盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理。奢れる者久しからず、
只春(ただはる)の夜の夢の如し。
猛(たけ)き人も遂には亡びぬ、偏(たとえ)に風の前の塵の如し。」
平家物語は、平家一門の興隆(こうりゅう)から栄華(えいが)、奢り、滅亡に至るまでの
足跡を赤裸(せきら)に語った物語です。
栄えるものは、やがては衰え、奢れる者もいつかは破局を迎える。それは
「風に吹き消される塵(ちり)のように・・・・」
ところで、今の日本はどうでしょうか。
「奢る平家」じゃないけれど、新聞を見ても、テレビを見ても、いやなことばかり、
“いっそのこと、黄門さんか吉宗公にお願いして、悪党どもをなで斬りに・・・・痛快、痛快”
———->ハイ、拍手。
